マッスルメモリーに忖度しながら40%キーマップを組む

2025-01-03 • 著者: okachimachi
How to

40%キーボードは難しそう/役に立たなそう?

わかりますよ とてもわかりますよ

僕も最初は抵抗がありましたが、今では40%を楽しんでいます エンジニアの仕事でも使っています 自分なりの40%生存戦略をまとめておきます

難しいことはしていないはず 解説を一通り理解してくださると、なるほど理にかなっているかも?と思っていただけるかも

Disclaimer…

  1. 当たり前ですが、勿論個人の意見です 目安ですが、私のスペック👇に当てはまる人ほど参考になるかもしれません
    • ANSI配列_の_記号キー/数字キー含め_すべて_ブラインドタッチ習得済み
      • 筆者はmonkeytype:~130 e-typing:腕試し447
      • 最適化には手を出していません
    • Vimmer
    • 変則論理配列に挫折した
  2. 30%は扱いません
  3. 実は多くの人にとってめっちゃ当たり前のことかもしれません…
    • もしそうでも、とりあえずこの記事は「自分なりの言語化」を目標とします

キーマップ構成方針

何を組むにしてもこれらの約束を守ることで

1. 普通のレイヤーキー(MO)以外は使いたくない

しょうがないですが レイヤーキーが無いと40%は絶対に使えません MOキーに限って言えば比較的簡単だと思いますのでMOだけ使います

MO(Momentary)レイヤーキーは、 押している間だけレイヤーが切り替わる 一番ふつうのレイヤーキーです MO以外のキー拡張機能(tap holdやcombo)は使いづらいです イライラしてやめました

2. 使う指をUS QWERTYから変えたくない

QWERTY配列における全ての文字と指の共感覚が出来上がってます Pという文字はすごく小指っぽいですよね? CとかIなんかマジでどっからどう見ても中指みたいな文字ですよね?

はい アルファベットだけならいいんですけど 数字や記号まで位置と指の感覚を身に着けちゃったんですよ

なので できる限りブラインドタッチの感覚を崩さないようにキーマップ組みます マッスルメモリーを裏切らないように組みます タイトルの意味はそういうことです

それを踏まえたキーマップ構成方法

方針を踏まえてキーマップを組みます 想定しているレイアウトはCorneとかMinivanとかPlanckのことだと思ってください それ以外の40%キーボードもほとんどがそいつらの派生だと考えることができます

ベースレイヤー - Alpha, Mod, Space

アルファベットと、端っこのモディファイアと、スぺースを入れます CapsのところがControlなのはHHKBに影響を受けています とくにMacの場合はControlとWin(=Command)の確保場所が大変ですのでこれがおすすめ

あと、右か左のSpaceは別のキーでいいのでは?と思ったなら それは今のところは考えません できるだけ指と機能がもともとと同じになるようにしたい 筆者は両指つかいます なんてめんどい癖なんだ あーあ

ベースレイヤー - レイヤーキー

必要なレイヤーキーは基本的にMOが2つ

MO(1): Spaceの横

ここ以外ありえません 左手側が定番です Planckにおけるいわゆる”Lower”

MO(2): Spaceの逆側の横

MO(1)に対して逆サイドが定番です Planckにおけるいわゆる”Raise” とりあえず、 MO2つを確保しました

Layer1&2への割り当て

ここからLayer1&2への割り当てを行います 目標は「通常の60%配列にあって、現状のベースレイヤーにはないキー」です これらは高確率でマッスルメモリー、ないし視覚的記憶に頼っている それらを配置する 今回のキモです

Esc と 数字

今回の方針からすれば、 もはやここ以外にあったら不自然です すでにthinking_faceになりかけている方へ この時点で別解はたくさんあります 現に僕も数字はこうしてないのでね この記事で紹介したいのはフレームワークです

右にある記号のやつ

これらがまだ割り当てされていません

他のキーのマッピング(一例として)

他に入れるべきキーがあるかと思われますが、 実はここまででマッスルメモリーに100%頼っているキーは大体完了しています あとは

完成です

ということで、 この文章はCorneを使って 実際に示したキーマップをVIAで組んでスクショしながら書きましたよ

自分の今のキーマップとはちょこちょこ違います 読みながら、なんやソレ!ワイならこうする! 全然かまいません

今回はあくまで組み方 自分なりのフレームワークの紹介です これをベースにガンガン最適化しましょう

最適化のアイデアはまた書こうかなと思います

注意点

注意点(=この戦略と相性が悪いモデル)

🙇ありがとうございました🙇